なかもっちゃん
とりちゃんぶろぐ
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兵庫県神戸市垂水区舞多聞西5丁目、の、なかもとキッズクリニック、院長の中本です。
こんにちは、こんばんは。
今日は微生物ってむずかしいなあ、ってタイトルです。ここでは微生物でも、ウイルス中心に、そして新型コロナ新型コロナと言われているこのご時世なので、第7波での数自体は少しずつ下がってきていますし(しんどい思い、お辛い思いされている方々申し訳ございません。そしてわたくしも7月と8月をまたぐ時期にかかってしまいましたので、その節は本当にクリニックのことで皆様にご迷惑ををおかけし、ご不安な気持ちにさせてしまいました。すみません。)その他のウイルスを中心に(またまたかなり長文になりそうないきおいですが)かこうと思います。
さて、今はぎりぎり9月の前半です。人のからだで、口(口腔内のこと)ふくめ気道(空気の通り道)に関与するウイルスと同じ性質をもつウイルスは、わかりやすい言葉で言えば(言い過ぎかもですが)、、、けんかして2つの気道にかかわるウイルスが大大大流行することはないとわたくしはおもっています。例えば聞きおぼえがあるっっとなっていただけるのは平成時代や令和1年のインフルエンザウイルスA型とインフルエンザウイルスB型なんかは大きい流行はありましたがA型がさきに出てきてB型があとから追いかけるように出てくる(もちろん間ではどちらも流行るのですが、大大流行のピークはまずまずずれます)といった感じです。もしくは、去年令和3年夏先から時期はずれの夏にかなり大きい流行になったRSウイルスのピークの山頂の時は新型コロナはピークの山頂の時ではありませんでした。ただ新型コロナはそれこそ本当に難しい微生物。。。
少しはずれまして、入国制限などがどんどん緩和されていって、海外の方々が日本にきてくださる人数が増えています。日本を愛してくださる方々がいておいしい日本食や日本歴史や日本文化や漫画アニメ文化や音楽文化、古典芸能、等々芸術美術分野ふくめ大好きといって来てくださること、観光業、そして様々なお店という名前のお店が活気がでてくること、インバウンドのこと(お子さまにはむずかしい言葉つかってしまってすみません⌒⌒)に限っていうと私はとてもとても重要で嬉しいことだと自分では思っています。なぜなら(受け売りになるかも知れませんが)前のまま海外の人に来て貰えるのが究極少なかったとすると本当に日本は孤立する国になっていくと思います。
ただ、ここからは医療の話ですが、上であげたインフルエンザウイルスの話を先にすると。。。
夏!。インフルエンザウイルスは時々います。神戸より北では一時的に今年小流行した学校などもありました。夏少しのみでるインフルエンザウイルス、平成時代までと令和1年の終わり頃の、冬に流行するインフルエンザウイルスはどこからくるかというとほとんど国外からはいってきます。今年令和4年冬インフルエンザウイルスが上記の理由のために令和3年より数が多いか、流行するかは、やはり微生物の動きなので医療者としてもむずかしいですがハッキリはわかりません。しかし小医の私見(わたしのかんがえとして)のみで話しますと、やはり令和2年令和3年の入国出国をどうしていたかという環境といまのいま入国出国をどうしているかとういう事をかんがえますと、インフルエンザウイルスにかかる人数が増える確率というのは上がると思っています。しかし次の第8波が冬にピークになるかも知れないと言われている昨今、上にかいたウイルスとウイルスのけんか、の話でいうと、どうなるのかは明確にはわかりません。そして人の空気の通り道のウイルス感染症の大きな流行の一番上のはなしが、やはり変わってきているのではないか、と思われるのが、ここ2年くらいわたしが診療している限りで感じる下のぶんしょうです。
まず、この2年半、皆様が徹底して感染対策をしていただいていたおかげで日本は海外より新型コロナをおさえることはできていたと思います、医療者としても感謝の意述べたいです。日本が、直近で新型コロナ陽性者が全世界で1位になっているというニュースやウェブニュースが出てくるのも、海外ではもう検査自体する件数が物凄く下がっていますし、ご存じの通り、アメリカ等々は検査センター自体がなくなって違う店舗になってたりもしばしば見受けられる海外事情なのです。(なのでどんな事もメディアの情報は入ってくるなら自分のなかにまずいれて自分で消化や処理や考えをすることとしています。お子さまにももしえらそうにきこえてしまい、しかも、話題がはずれてしまっててすみませんTT)ここからが最も言いたかった事の1つ目です。この2年半アミューズメントパークに遊ぶことができなかった、仕事がオンラインになった、お子さまの弁当給食が黙食になった(園児~大学生もふくめた学生がもっともつらいであろうとわたしは感じていますTT)、緊急事態宣言がでていた、などで→→風邪(ここでは風邪ととりあえず言っておきます)といわれる新型コロナ以外の他のウイルス性の気道の感染症にかかりにくかった→→かかったために起こる自分の体の中で免疫や抗体(自然免疫といいます)ができる平成時代のような風邪のかかり方が2年程度もほぼなかった。これが上であげた令和3年のRSウイルス大大流行の一因になったと私は考えております。微生物の動きが、平成時代とは違って、寒い時期に流行るウイルスが暑い時期に多くなる現象、や、普段夏にピークがくる夏風邪と言われるものが秋にピークをむかえる現象などは新型コロナの波がたくさんくる現象と関わっているのかも知れません。インフルエンザと新型コロナの第8の波が一緒にこないのを願うばかりです。
2つ目にかきたかった事を最後に。。近況です。いまは9月の15日です。ぎりぎり9月前半です。神戸市ではやはり令和3年同様ヘルパンギーナや手足口病の夏風邪が増加傾向です。秋なのに。ピークは去年と同様にまだまだ先なのかも知れません。夏風邪は1年1年じゃっかん特徴が違います。まずヘルパンギーナ、、高熱、のどが真っ赤、アフタというのどの奥に湿疹や小さい潰瘍みたいなものができるというのが、今年いままでは数が少なく、のどの赤さもまっかっかというのは夏に流行した令和1年のヘルパンギーナよりその特徴は少ないです。高熱がでることで水分がからだからとんでいきますのでノドに優しい飲み食べをし、水分はこまめに休みを数分程度とりながら飲みましょう。赤ちゃんアンパンマンジュースやイオン系飲料は飲むのに最適と私は考えていますが、飲み物は一気飲みやがぶ飲みをしますと利尿作用(おしっこを普通の時に比べ、よりいっぱい出そうとする脳の信号)が働きます。空気の通り道の関係する感染症にかかったときも、こまめにわけて、充分に水分を摂取する、ということが大切、と言われている理由は↑のかっこ、にあります。今年の手足口病も平成時代よりノドの所見にとぼしいのが特徴と感じています。そして今年の手足口病は、、一昨年より汗のかくシーズンと少しずれているからか、熱発症状よりあとから出てくる手足中心のこまかい湿疹が痒みをもたない例のほうが圧倒的に多いです。なので、普段大きいブツブツになったりとびひに移行することも多いのですが、少数はいらっしゃいますが、一昨年と去年よりも少なく感じます。ヘルパンギーナのノドの事も手足口病の手足の湿疹の事もこれからがピークなのだとしたら例えば手足口病の湿疹も毎年そうだったようにお尻くらいまでブツブツブツと目立ってくる例が増えるのかも知れませんが。最後に夏風邪はエンテロウイルスというウイルスが悪さをすることがかなり多いです。エンテロ、とは、腸管という意味です。一般的に言われていることとしてよだれで物を触ってなどの接触感染やもちろん近くで喋っての飛沫感染などはありますが、少しずつ一般的にも知られてきていますように、便を介してうつることもけっこう多いです。かかられているお子さまの下着を洗うときは一度別に洗う事をお勧めします。オムツの処理は手を洗って、オムツをきれいものにかえ、そして再度手をこまかい泡で入念に洗うことを心がけましょう。手袋などもよいでしょうね。夏風邪と咳風等々の合併感染の児とかもおられるいま、お子さまに複数の微生物がわるさをして多くの症状、しんどさをお感じになる状態になることが多くなる、そんな微生物時代にはならないようにねがうばかりです。
記載者 なかもとキッズクリニック 院長 中本裕介